ChromebookへのLinuxインストールは、PCに詳しくなくても簡単にできます。
本日はちょっと上級者向けなChromebookにLinux(ベータ版)をセットアップする方法をご紹介します。
Linux開発環境を有効化する
Chromebookを購入した時点では、Linuxはオフとなっていますが、いつでも設定で有効化することが出来ます。
①まずは右下の時刻を選択します。
②設定⚙をクリックしてください。
③左側の<>デベロッパーを選択しましょう。
④設定画面が開くので、[ChromebookでLinuxのツール、エディタ、IDEを実行します。]の横にある[オンにする]をクリックします。
デベロッパーモードでLinuxをインストールする時のように、Chromebookのローカルデータが削除されてしまうのではないかなと不安になる方もいると思いますが、削除されることはないので、バックアップ等は不要です。
ただし、予期せぬ出来事でChromebookに不具合が発生する事象も極稀にあるらしいので、バックアップしておくに越したことはないです。
ChromebookにLinuxをインストール
Linux開発環境(ベータ版)のセットアップ
[ChromebookでLinuxのツール、エディタ、IDEを実行します。]の横の[オンにする]をクリックすると、以下のような[ChromebookにLinux(ベータ版)をセットアップ]というウィンドウが開きます。
ウェブサイト、Androidアプリなどの開発に役立つツールを利用出来るようになります。新たにLinuxをインストールするので、約450MBのデータ容量を開けておいてください。
PCの容量に十分な余裕があることを確認したら、[次へ]をクリック。
ユーザネームとディスクサイズを設定
[次へ]をクリックすると、Linuxのセットアップ画面が開きます。
ここでユーザーネームとディスクサイズを設定しましょう。
ディスクサイズはあとから[設定]で変更することができるので、分からないという方は、デフォルトのままで大丈夫です。
ユーザネームとディスクサイズの設定が完了したら、[インストール]をクリックしましょう。
僕はデフォルトのまま使用していますが、問題ありません。
Linux(ベータ版)のインストール
Chromebookに仮想マシンのダウンロードが開始されます。この処理には数分かかることがあります。
Linuxインストール完了
インストールが完了すると、デスクトップに下記のLinuxアプリアイコンが表示されます。
コマンドライン
アイコンをクリックするとコマンドラインが表示されます。
好きなソフトウェアをダウンロードして、Linuxアプリを便利に使ってみてください!
具体的にどの機種が対応しているかはChrome OS Systems Supporting Linxで、メーカ別に確認することができます。
有名メーカのChromebookは記載があるので、ほどんどの場合は対応しています。
Linuxにマイクへのアクセスを許可する
上記で説明したLinuxアプリでマイクを使用する場合は、アクセス許可が必要です。
①右下の時刻を選択します。
②設定⚙をクリックしましょう。
③左側の<>デベロッパーを選択してください。
⑤Linux開発環境(ベータ版)の▶を選択します。
⑥[Linuxにマイクへのアクセス許可する]をオンにします。
セキュリティと権限
別の記事で、Chromebookの特徴として、個々のアプリをサンドボックスで実行していると紹介しました。
今回のLinuxアプリにおいても、すべて同じサウンドボックスで実行されるため、セキュリティ面は強固となっています。
Chromebook では通常、「サンドボックス」で個々のアプリを実行することによって、コンピュータを保護しています。ただし、Linux アプリはすべて同じサンドボックスで実行されます。このため、有害な Linux アプリが他の Linux アプリに悪影響を及ぼす可能性はありますが、Chromebook のそれ以外の箇所に影響が生じることはありません。
Linux で設定した権限や共有ファイルは、すべての Linux アプリに適用されます。
引用元:https://support.google.com/chromebook/answer/9145439?hl=ja
バックアップと復元
Linux(ベータ版)のファイルとアプリをバックアップ、復元する方法は下記のサイトを確認してください。
まとめ
今回は、ChromebookにLinuxをインストールする方法を説明しましたが、いかがでしたでしょうか。
これまではChromebookで別のOSのアプリを使おうとした場合、Chromebookリモートデスクトップを使用して別OSのPCを操作していました。
今回紹介したLinuxアプリの機能を使うと、例えば別のPCでUbuntsu用ソフトを使用していたら、Chromebookに同じソフトをインストールができるようになります。
他にもChromebookの基本操作を説明しているので読んでみてください!