Chromebookを使っているけど、WindowsやMacも使いたいなという時はありませんか。
Chromeリモートデスクトップを利用すれば、Chromebookから簡単に他のパソコンを動かすことができるんです。
また、Chromebookに限らずChromeが使えれば、無料で誰でも簡単に利用できます。
そこで今回は、Chromeリモートデスクトップを使ってWindowsやMacにアクセスする設定をご紹介したいと思います。
Chromeリモートデスクトップとは
まずはじめにChromeリモートデスクトップを簡単に解説すると、インターネットを介して別のPCに接続し、接続先のPCを遠隔操作する機能です。
リモートデスクトップ(英: remote desktop)とは手元のコンピュータからネットワークで接続された他のコンピューターのGUIやデスクトップ環境を操作する技術の総称である。PC遠隔操作ソフトやリモートコントロールソフトという呼び名も存在する。
出典:Wikipedia
離れた場所にいるユーザのパソコンを操作してあげることも出来ますし、他のパソコンにあるファイルやアプリケーションにアクセス可能となります。
リモートデスクトップを行うには、専用のリモートコントロールソフトが必要ですが、今回は「Chromeリモートデスクトップ」を紹介します。
それでは早速、Chromeリモートデスクトップを設定していきましょう!
準備するもの
Chromebookで別のWindowsやMacをリモートデスクトップするにあたり必要なものを説明します。
遠隔操作となるため、2台のPCが必要になります。
またリモートデスクトップを使用する場合は、共通のGoogleアカウントを使用してログインする必要があります。
- 操作する側のChromebook
- 操作される側のPC(Windows,Mac等)
- 両方のPCにChromeブラウザをインストール
- 両方のPCのChromeブラウザにログイン出来るGoogleアカウント
操作される側のPCでリモートアクセスを設定する
操作される側のPC(WindowsやMac)でリモートアクセス設定を行います。
はじめにChromeリモートデスクトップをインストールしましょう。
ChromeブラウザにGoogleアカウントでログインした状態で、アドレスバーに「remotedesktop.google.com/access
」と入力してください。
Chromeリモートデスクトップの画面が表示されたら、[リモートアクセスの設定]から[⇩:ダウンロード]をクリックしましょう。
Chromeウェブストアが立ち上がるので、Chrome Remote Desktopに間違いなければ、[Chromeに追加]をクリックしてください。
Chromeブラウザにインストールが完了すると、デバイスの名前の選択をしてください。
デフォルトでPCのデバイス名が表示されていますが、「自宅PC」とか分かりやすい名前にしてもOKです。
このデバイス名は、操作する側のChromebookに表示されます。
最後にPINの入力を行います。PCにリモート接続する際の、パスワードみたいなものです。
自分で所有しているPCなら短くても良いですが、他人と共有するようなPCであれば、セキュリティ面で長めのPINを設定したほうが良いかもしれません。
はじめのChromeリモートデスクトップ画面に戻り、[リモートアクセス]に先ほど設定したデバイス名が表示されていることを確認してください。
これで操作される側のPC(Windows、Mac)のリモートアクセス設定は完了となります。
ChromebookからPCにリモートアクセスする
それでは、先ほど設定したPCにChromebookからアクセスしてみましょう。
操作する側のChromebookでChromeブラウザを開きます。
アドレスバーに「remotedesktop.google.com/access
」と入力してEnterキーを押してください。
[リモートのデバイス]に設定したPCのデバイス名が表示されているので、クリック。
操作される側のPCで下記のようなポップアップが表示される場合があるので、[共有]をクリックしてください。
これで接続が完了し、Chromeブラウザ上で別のPCが表示されました。
Chromeブラウザ内で操作を行うと操作される側のPCも同じ動きをすることがわかります。
※もしも接続できなかった場合は、Chromebookと別のPCが両方ともインターネットに接続されているか確認してみてください。
まとめ
今回の記事ではChromebookを使ってChromeリモートデスクトップを使う設定を説明しました。
これで、Chromebookで他のPC(Windows,Mac)を操作できるだけでなく、Chromeリモートデスクトップの設定方法が分かったと思います。
また、今回は同一アカウントでのChromeリモートデスクトップを設定しましたが、異なるGoogleアカウントでも「リモートサポート」という機能を使うことで遠く離れたPCを操作することも出来ます。
その他にもChromeリモートデスクトップは、Chromeがインストール可能なタブレットやスマートフォンからでもリモート操作することも出来ます。
一昔前のリモート操作というと、高性能なPCと高速な回線を使ってもモッサリ動作という印象でした。
今ではChromeリモートデスクトップを使うことで低スペックで低回線でも無料で簡単にリモート操作出来るようになったんですね。
こちらの記事ではChromebookの基本操作も説明しています。次にこの記事を読んでみてください!