4月といえば、新学期ですね。
学校が始まり、場合によっては新しいノートパソコンをお子様向けに準備しないといけない親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで気になるのが、安価なChromebookは教育や授業用として十分に使用できるのか。ということですよね。
これは多くのご家族が直面している問題だと思います。
今回は、小学生の子供におすすめのChromebookをご紹介。
予算の相場やおさえておきたいポイントも解説するので、購入を検討している方は参考にしてみてください。
はじめに
小学校のプログラミング教育必修化に伴い、子供用のノートパソコンを購入する家庭が増えています。
しかし、気軽に購入するには値が張るモノなので、どれくらいのスペックが必要なのか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
親御さんが使い慣れているWindowsノートパソコンとChromebookを比較検討した場合、Chromebookの魅力といえばコストですよね。
ただしコスト面だけでChromebookを選ぶためには、いくつかの注意点があります。
そこで、これから購入する前に考慮すべき重要な要素について説明したいと思います。最後に後悔することのない手頃な価格のモデルも紹介します。
自動更新の有効期限を確認
最も大切な確認事項は、購入するChromebookの自動更新の有効期限を確認することです。
Microsoftは長い間WindowsPCをサポートしますが、Chromebookは機種によって自動更新の有効期限が存在します。
現在、ほとんどの機種は製品の発売日から5年間ですが、一部(特に教育およびエンタープライズモデル)は数年長く設定されています。
Chromebookのサポートが終了すると、GoogleからのChromeOSアップグレードが受けられなくなります。
つまり、新機能やセキュリティパッチがなくなってしまうことを意味します。メルカリや中古ショップで、古いChromebookを購入した場合、新品のモデルよりも有効期限が迫っていたり、有効期限が切れているものまであります。
教育用に限らず、Chromebookを購入する際は自動更新の有効期限を必ず確認するようにしてください。(大事なので2回目)
店員さんに聞いても良いですし、下記Google公式サイトで確認することも出来ます。
ディスプレイの解像度と明るさ
安価なChromebookで気をつけないといけないのは、ディスプレイの解像度です。
オンラインショッピングだと見落としがちですが、CPUやメモリは良いスペックなのにディスプレイが残念ということがあります。(特にレノボ)
おすすめはフルHD(1920×1080)ディスプレイよりも高解像度のものを搭載したChromebookです。
どんな方でも、長時間小さなディスプレイで低解像度の画面を見ていると目が疲れてしまうと思いますので、ここはしっかり確認しましょう。
また、安価なChromebookの場合、ディスプレイの明るさが不十分なことがあります。
屋内での使用には十分かもしれませんが、屋外での使用では画面が見えないということが発生します。
もしも、屋外で頻繁に使用するという方は、PC仕様を見つけたら、250ニト以上の明るさのものを探してください。
ストレージよりもメモリを確認
Chromebookはデータをローカルに保存できますが、学校の大部分はオンラインで行われます。
私の知る限り、授業中に子供に何かを保存させるということはないため、ストレージが不足するということはめったにありません。
また、PCにこだわりの強い方は、Chromebookに使用されるeMMCフラッシュドライブよりも高速なSSDを好むかもしれませんが、これも不要です。
ChromebookはOS自体が軽量・高速のため、ストレージの種類による恩恵は殆どないと言えます。
それよりも、Chromeブラウザのデータが頻繁に読み書きされるため、メモリが大きな役割を果たします。
より多くメモリが搭載されている方が、快適に子どもたちがChromeブラウザを使ってオンライン授業を受けられるのです。
ほとんどのChromebookには、最低でも4GBのメモリが搭載されていますが、それより少ないもの(2GB)は止めておきましょう。
実際にオンライ授業をする時にZoomを使うとすると、4GB以上のメモリが推奨されています。
小中学生の子どもは、Google ClassroomやZoomを使うことが殆どなので、4GB以上というスペックは重要です。
外部インタフェース
小型なChromebookは、外部インタフェース(USBドライブやヘッドセットを接続する口)を確認しましょう。
オンライン授業に必要な、ヘッドセットやUSBドライブなど、外部インタフェースが無いと接続できないものもあります。
ウェブカメラ
オンライン授業で子どもたちの姿を確認するために、ウェブカメラが必要な場合があります。
YouTubeのように画質を気にすることはありませんので、出来るだけウェブカメラを内蔵しているChromebookにしましょう。
もしも、ウェブカメラが内蔵されていなくても、外付けのウェブカメラを接続すれば問題ありません。
最近のウェブカメラは、安くても解像度は高いので下記のもので十分です。
教育用におすすめするChromebook【3選】
高校生や大学生、すべての人におすすめできる汎用性の高いChromebook
Google Chromebook HP ノートパソコン インテル® Pentium 4GB 64GB eMMC 12インチ ブライトビュー・IPSタッチディスプレイ 2in1 コンバーチブルタイプ 日本語キーボード HP Chromebook x360 12b
こちらは、ザ・Chromebookと呼んでも過言ではないモデルとなっています。
液晶を360°回転させるとタブレットにもなる2in1モデルです。ソファやベッドに寝転びながらのネットサーフィンが簡単。
タッチパネルを採用しているため、ピンチやスワイプなど、普段使い慣れたAndroidスマホに近い感覚で操作できます。
ディスプレイはIPSタッチパネル液晶、ストレージは64GB、スピーカの音質もよく、CPUもIntel製のPentiumですべてにおいてバランスが良い機種です。
安価でベーシックなChromebook
ASUS Chromebook クロームブック C223NA ノートパソコン(Celeron N3350 / 4GB / 32GB / 11.6型 / 999グラム / 日本語キーボード / グレー)C223NA-GJ0018 シルバー グーグル Google
このChromebookの最もおすすめ出来るポイントはコストです。なんと、2万円を切る価格となっています。
一日中いつでもどこでも生産性を向上させるChromebookになっていて、このコンパクトで軽量な11.6インチChromebookは、優れたパフォーマンスや安心のセキュリティ、便利な機能を備えた、ビジネスにも学生生活にも理想的な一台です。
デメリットとしては少々解像度が低いため、Macbookと比べると見劣りしてしまいますが、教育用、エントリー用と考えれば十分です。
手頃でさっと使えるChromebook
【Amazon.co.jp 限定】Google Chromebook Lenovo ノートパソコン Ideapad Duet 10.1インチ 日本語キーボード WUXGA MediaTek Helio P60T 4GBメモリ 限定スペック 64GB eMMC モデル
キーボードを切り離してタブレットにもなる2in1タイプのChromebookです。
レポート等の文章を作成するときはラップトップ、ソファやベッドでくつろぎながらネットサーフィンやYouTubeを楽しむ際にはタブレットと、シーンに応じて切り替えられるのが便利。価格も安いのでエントリーモデルとしておすすめです。
10.1インチの小型液晶を採用したボディは非常にコンパクトで、約920gと非常に軽量なので気軽に持ち運ぶことが可能です。
まとめ
今回は教育用の安価なChromebookとして、最適なものを選ぶコツを紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
最後に最適なものを選ぶコツをまとめておきます。
- 自動更新の有効期限が迫っていないか確認(標準は5年間くらい)
- ディスプレイの解像度が十分であるか確認(可能であれば、フルHD以上)
- メモリはストレージよりも重要(Zoomの推奨メモリは4GB以上)
- 外部インタフェースが揃っているか確認(ヘッドセットとウェブカメラが接続できればOK)
Chromebookを長く使いたい場合は、できるだけ新しいモデルを選ぶことをおすすめします。
前述しましたが、あまりに古いモデルだと自動更新ポリシーの期限切れの可能性があり、安全に使い続けるためには数年で買い換えることに。
総合的なコスパを考えると、先ほど紹介したような最新のモデルを購入するほうがお得に使い続けられます。
初めてChromebookを買った時は、下記の記事でおすすめの設定を紹介しているので参考にしてみてください!
