Chromebookを買ってみたものの、「どこから設定したら良いのか分からない…」と困っていませんか?
今回はChromebookのみで生活する僕が、Chromebookを購入した際に設定するべき設定を10個に厳選して紹介しているので、「どこから設定したらいいの?」という疑問はなくなります。
それではChromebookを購入したら、はじめにするべき10の設定を紹介していきます。
実行中のアプリとお気に入りアプリを管理するシェルフ
画面の下側に表示されている帯状のバー「シェルフ」を設定しましょう。
Windowsではツールバーにアイコンを固定すること、macOSでもDockという機能がシェルフにあたります。
このシェルフも同様に、画面での表示位置を左右または下のどこかに変更できたり、常に表示するかや隠すかを選択したりすることができます。
その他にも、シェルフにアプリを登録しておけば、Alt+1〜8キーの操作で瞬時に起動することが出来るんです。
お気に入りアプリを登録しよう
下のシェルフにカーソルを持っていき、指2本でマウスパッドを↑にスワイプしてみてください。すると、画像のようにインストールされているアプリが表示されます。
例えば、Google Photosを頻繁に起動するという場合は、アプリにカーソルを持っていき、右クリックまたは指2本でマウスパッドをタップします。
表示される[シェルフに固定]をクリックすると、シェルフにアイコンを追加できます。よく使うアプリをシェルフに置いておくと便利です。
また、シェルフのアイコンは、ドラッグで並べ替えられます。反対に、シェルフに使わないアプリがある場合は、同様に右クリックして[固定を解除]をクリックしましょう。
その他にも、シェルフは画面下側に表示されていますが、シェルフを右クリックすることで[シェルフの位置]から左右・下に変更できます。
スクロール方向の設定
Chromebookのタッチパッドやマウスホイールのスクロールが、通常と逆だなと思った方は多いと思います。
スクロールは[設定]の[デバイス]タブから設定できます。
[マウスとタッチパッド]をクリックしてください。
そして、[マウス]と[タッチパッド]のそれぞれの項目の一番下にある[逆スクロールを有効にする]をオン。
この設定でマウスとタッチパッドのスクロール方向を個別に設定できます。
また、その他にもマウスの速度やタップによるドラッグの有効化についても、ここで設定しておくと便利です。
バックライト付きキーボードの明るさ調整方法
お持ちのChromebookがバックライト付キーボードのタイプの方は、明るさ調整が見当たらなくて困っているのではないかと思います。
明るい部屋なのに、キーボードがうっすら光っていると何だか勿体ない気がしますよね。
キーボード上部に太陽のようなマークがあり、これは画面の明るさ調整ですが、Altキーを押しながら、画面の明るさ調整キーを押すことで、キーボードのバックライトの明るさを調整することができます。
夜間モードを設定
最近、睡眠前のブルーライトカットが推奨されており、ブルーライトは以下のような人体への悪影響があるそうです。
- 体内時計が狂い、睡眠の質が低下
- ルテインが減少し、眼精疲労やピンぼけ症状
Chromebookでは夜間モードにより、夜間は赤の色調を強くすることでブルーライトが抑えられ、睡眠の質の低下を抑制できる機能があります。
シェルフのクイック設定パネルを開くと夜間モードのアイコンがあります。
これをクリックするだけでオン/オフを切り替えられますが、詳細設定では夜間モードの色温度とスケジュールを設定できます。
デフォルトでも結構赤の色調が強いので、そのままでも十分かもしれません。
おすすめの設定は、色温度:デフォルト、スケジュールをカスタムで自分の寝る2時間前〜起床です。
スリープ時間の設定
Windowsではお馴染みの、PCを放置していると設定した時間でスリープモードに移行する機能ですが、Chromebookではスリープ時間や画面オフまでの時間を設定することはできません。
標準機能として準備されているのは、一定時間経過後の動作のみです。
- アイドル状態(一定時間操作がない時)に、スリープモードにする。
- アイドル状態(一定時間操作がない時)に、画面をオフにする。
- アイドル状態(一定時間操作がない時)に、画面をオンのままにする。
普段からChromebookを使用している僕としては、長時間離席する場合は、ノートパソコンを閉じることで、スリープモードに出来るため、時間設定は無くても困らないと思います。
何よりChromebookはスリープモードからの再立ち上げが、「スリープしてたの?」と思うほど一瞬なので、気になりません。
スクリーンセーバーを有効にする
設定画面のサイドバーにある[カスタマイズ]を選択して、[スクリーンセーバー]をクリックすると有効にできるようになりました。(2021年1月からの新機能)
Chromebookを放置してから5分後にスクリーンセーバーが起動します。 その後、30秒ほどで画面が暗くなる。
スクリーンセーバーをオンにしましょう。
Googleフォトのお気に入り画像以外にも、Google EarthやGettye Imagesなどが提供する写真を利用することが可能です。
また、天気と気温も表示すことが出来るので、スマートディスプレイのように使用することもできます。
※スクリーンセーバーが透けた感じになっていますが、実際は透けていません。
アプリケーションをインストール
Chromebookでは、2種類のサービスからアプリケーションを入手することができます。
- Google Playストア
- Chromeウェブストア
それぞれの特徴としては、GooglePlayストアは、Androidスマートフォン向けのアプリを提供しているサービスです。Chromebookでは、Androidスマートフォンと同じアプリをインストールして使うことが出来ます。
※すべてのアプリが完全サポートされているわけではありません
普段スマートフォンで使っているような、TwitterやKindle等のアプリは、GooglePlayストアからダウンロードしてください。
Googleウェブストアは、Chrome(ウェブブラウザ)向けの拡張機能、テーマなどに加えて、Chromebook向けのChromeアプリを提供しているサービスです。
ただし、Chromeアプリは、基本的に無くても困らないことが多いので、あまり気にすることはないと思います。
Google Playストアからダウンロード
それでは、試しにGooglePlayストアからTwitterをインストールしてみましょう。
GooglePlayストアはデフォルトでChromebookにインストールされています。
検索画面にTwitterと入力してください。
アプリを選択後に[インストール]を選択すると、インストールが開始されます。
アプリのアンインストール
アプリのアンインストールもAndroidスマートフォンと似ていて、アイコンをクリック長押しまたはAlt+クリックでメニューを展開します。
[アンインストール]を選択するだけでカンタンに削除されます。
ファイルの保存先の変更
Chromebookを使う上で、WindowsやmacOSと異なると感じている機能がファイル管理です。
Windowなどでは、ディレクトリを指定することでファイルの保存先を自由に選択でき、デスクトップに保存することも可能でした。
しかしながら、Chromebookではファイル管理に関して若干の制限があり、デスクトップに保存出来なかったり、一部のファイルしか参照できなかったりします。
はじめは違和感を感じて、使いにくいと思う方もいるかと思いますが、慣れるとファイルが散らかりにくく、「ライトユーザー向けの設計コンセプトなんだろうな」と感じる部分です。
ステップ1.マイファイルにフォルダを作成する
Windowsのマイコンピュータにあたるのが、ファイル管理アプリである「ファイル」です。
アプリアイコンを押して起動してみてください。
新しいフォルダの作成は右上の・・・のようなメニュー、または新しくフォルダを追加したい親フォルダを選択して、右クリック(2本指タップ)します。
ChromebookにはDeleteキーが存在しないため、ファイルを削除する場合は、対象を選択してから右クリック(2本指タップ)するか、上部に表示されるゴミ箱のアイコンをクリックすると可能です。
ステップ2.ダウンロード場所を変更する
Webサイトからのダウンロードやスクリーンショットの保存先は、デフォルトでダウンロードフォルダとなっています。
スクリーンショットの保存先は変更できませんが、ダウンロードの保存先を変更する場合は、Chrome(ブラウザ)の・・・メニューから[設定]を選択。左のサイドバーから[詳細設定]を選択して、[ダウンロード]の[保存先]の変更をクリックしてください。
マイファイル(ローカルストレージ)やGoogleドライブ(クラウドストレージ)などの任意の保存先を指定することができます。
保存先をGoogleドライブにしておくと、ほとんどのデータをクラウド化出来るので、データの紛失が少なく、他のデバイスからとのデータ共有が便利になりますよ。
アクセシビリティ機能を有効にする
様々なユーザーが利用しやすいように、Chromebookにはユーザー補助機能(アクセシビリティ)が搭載されています。
主に以下のような補助機能を設定できます。
- ChromeVox(テキスト読み上げ)
- 音声入力
- ハイコンストラストモード(表示の色調を変更)
- スティッキーキー(キーボード同時押し補助)
- 自動クリック
- 画面キーボード
- 音声字幕
- 拡大鏡
Chromebookの特典で、Googleドライブの容量を増やそう
Chromebookの購入者は、様々な特典を受けられます。GoogleDrive100GBを始めとして、総額1万円相当のサービスとなっています。
- YouTube Premiumを3ヶ月無料体験…広告無しの動画や音楽を楽しめる(約3,300円相当)
- Google Oneを12ヶ月間無料でお試し…100GBのクラウドストレージを使用可能(約2,400円相当)
その他にも関連アプリの無料お試し期間も貰えます。
- ペイントアプリのCLIP STUDIO PAINT EXを3ヶ月お試し(約2,940円相当)
- オンラインデザインサイトのCanva Proを3ヶ月お試し(約3,750円相当)
- 写真とビデオ編集アプリのPicsArt Glodを30日お試し(約580円相当)
ただし、これらの特典は有効期限があるので注意してください。
- 特典の引き換えは、Chromebookに最初のアカウントを追加してから180日以内に行う必要がある
- 各特典は、Chromebook1台につき1回、またはGoogleアカウント1つにつき1回引き換えることができる(特典に応じて異なる)
それでは、特典を受けましょう。まずは「Chromebook 特典」とググってください。⇛Chromebookの特典
自分の受けることが出来る特典が一覧となっています。
次に受け取りたい特典の[特典を利用]をクリック。
[続行]をクリックするとデバイスの認証が開始され、正常に認証されると受取完了です。
※購入したChromebookでアクセスしないと受け取れないことがあります。
あとは、Googleドライブのストレージ容量が100GB容量が増えていることを確認しておきましょう。ChromeからGoogleドライブを開くと左側に保存容量が100GBと表示されていれば受取完了です!
まとめ
今回の記事では、Chromebookを購入したら、はじめにするべき10の設定について紹介しました。
- 実行中のアプリとお気に入りアプリを管理するシェルフ
- スクロール方向の設定
- バックライト付きキーボードの明るさ調整方法
- 夜間モードを設定
- スリープ時間の設定
- スクリーンセーバを有効にする
- アプリケーションをインストール
- ファイルの保存先の変更
- アクセシビリティ機能を有効にする
- Chromebookの特典で、Googleドライブの容量を増やそう
初めてChromebookを触ったときは、WindowsやmacOSとの扱い方の違いに驚くかと思います。僕も機能が制約されていて、かなり手こずったのを覚えています。
この記事を読めば、まずは最低限やっておくべき設定を押さえられるので、これからのChromebookライフの良いスタートダッシュになれば嬉しいです。
その他にも、Chromebookの基本操作から便利な機能を紹介していますので、次はこちらの記事もおすすめです。